松下幸之助の相続は真似できない?

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こんにちは、経営者保険プランナーの西田です。


先日、大阪支店にて

税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦先生をお招きし、

決算対策セミナーを開催致しました。


6名という少人数で非常にアットホームな雰囲気のなか行われ、

大盛況のうち終えることが出来ました。


今回はセミナーで実際お話しされた内容の一部を特別にご紹介します。



<目次>
・松下幸之助の相続はどうだったのか?
・オーナー企業の経営者にもできる対策とは?
・おわりに




松下幸之助の相続はどうだったのか?

経営者は、

サラリーマンにはない"自社株"という特殊な財産を持っています。


この自社株は空気みたいなようなもので、

目の前に現物があるわけでもなく、資産という実感がありません。


そのため自社株対策は後回しになりがちですが、

しっかりと考えていく必要があります。



あの経営の神様、松下幸之助の相続はどうだったのでしょうか?


遺産の97%以上は現パナソニックグループの株式で、

時価総額2,387億円もの株式を保有していました。


相続税854億円という莫大な金額だったにも関わらず、

ご家族は約930億円で株式を売却し、相続税を全額納付しました。



オーナー企業の自社株は上記のような上場企業の株式と違い、

基本的に換金性がないため、同じような対策は真似できません。




オーナー企業の経営者にもできる対策とは?

自社株を持ったまま相続が発生してしまった場合、

ご家族にのしかかる相続税は計り知れません。


ましてや相続税は一括現金納付が原則なので、

納税できるだけの資金を準備しなければなりませんが、

それに見合った現金を持たれている経営者はごくわずかです。


いかなる状況でも、

相続が発生した場合に、ご家族へ現金が行く仕組みを作っておけば

納税に翻弄されることなく、

社長ご自身も集中して経営に取り組むことが出来ます。



相続時に、ご家族へ現金が行く仕組みとして代表的な方法は"金庫株"です。

金庫株として会社が自社株を買取れば、

まとまった現金がご家族に入ってきますので、

相続税の納税は比較的容易になります。




おわりに

たとえ金庫株として会社が株を買い取る仕組みを考えても、

「自社株を買い取る財源はどこから捻出するか?」

「自分が亡くなった後、今の役員は本当に株を買い取ってもらえるのか?」

といった課題も起きてしまいます。


ヒューマンネットワークでは、

株価シミュレーションを行い現状に即したご提案をさせて頂きます。


無料の個別相談会も随時行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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