長期金利が史上最低を更新!保険会社への影響は!?

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こんにちは!経営者保険プランナー、相続診断士の平田です!


突然ですが皆さんは、「世界の三大珍獣」をご存じですか?

「ジャイアントパンダ」、「コビトカバ」、「オカピ」を、世界三大珍獣と呼ぶようです。

私は、先日訪れた動物園で「オカピ」を初めて目にしました!


頭はキリン、身体は馬、足はシマウマと、個性的な風貌。

不思議な魅力にはまってしまった私は、周囲への宣伝活動に励んでいます。(笑)


ちなみに東京の上野動物公園は、

世界三大珍獣を一度に見ることができる日本で唯一の動物園だそうです。

機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。


さて、数日前の週刊誌や新聞でも取り上げられていましたが、

長期金利が史上最低の記録を更新しています。


本日のブログでは、長期金利の低下が

保険会社の経営や商品に及ぼす影響についてお話しをさせていただきます。



<目次>
・長期金利が史上最低の記録を更新!
・貯蓄型の保険はどうなる?
・おわりに



✔長期金利が史上最低の記録を更新!



1月20日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが

一時0.195%と初めて0.1%台を記録しました。


金利が低下している最大の理由は、

日本銀行が異次元の金融緩和として、大量の国債を買い入れていることで、

市場に流通する国債の量が激減していることにあります。


長期金利の低下は、ローン金利の低下など家計にとってはプラスな面もありますが、

保険会社は利回りが確保できず、

運用が難しくなるという負の影響が出ることが予想されます。



✔貯蓄型の保険はどうなる?



長期金利の低下で、大きな影響を受けているのが貯蓄型の保険です。


明治安田生命が一時払い個人年金保険、

第一生命・ソニー生命が一時払い養老保険の取り扱いを停止したことに続き、

日本生命は一時払い終身保険の保険料を2月から約1~2%引き上げると発表しました。

富国生命も一時払い商品の一部販売休止を検討しています。


一時払い保険などの貯蓄型の商品は、保障という本来の目的に加えて、

預けたお金を増やす資産運用商品としての側面があります。


金利が下がり続けると、他の資産運用商品と比較した場合の競争力が低下したり、

当初予定していた利回りが確保できずに赤字に陥るケース(逆ざや)があることから、

保険会社としては慎重な対応を迫られています。


現在のように金利の低いタイミングでは、

金利が上昇するとメリットがある有配当の商品を検討されてもよいかもしれません。



✔おわりに



一時払い保険などの貯蓄型の保険商品は

将来必要となる資金を確実に確保する手段として有効です。


ちなみに、一時払い商品は基本的に加入時の利率が適用されますが、

利率変動型の商品や変額保険などは加入期間の途中でも利率が上下するものがあります。

金融市場の動向をみながら状況を注視していく必要があると言えるでしょう。


商品ごとのメリット・デメリットやその他の金融資産とのバランスを考慮しながら

判断されることをおすすめします。